齋藤隆三博士の展覧会が茨城天心記念五浦美術館で開催されます。

茨城県天心記念五浦美術館
開館25周年記念展 Ⅲ
再興院展の立役者 齋藤隆三

茨城県天心記念五浦美術館> 展覧会>企画展 (ibk.ed.jp)

開催日時 : 2022年10月8日(土)〜11月27日(日)
                     9:30〜17:00

会  場 : 茨城県天心記念五浦美術館
         茨城県北茨城市大津町椿2083

料  金 : 一般840円、満70歳以上420円、
                     高大生630円、小中生320円

備  考 : 休館日は月曜日、
                      10月10日(月・祝)は開館し10月11日(火)は休館。

       入場は16時30分まで

 

 

再興院展の立役者
齋藤隆三博士

茨城県守谷市出身の歴史家・文学博士。横山大観、菱田春草らと交流し、大正3年(1914)の日本美術院再興に際して発起人となり、以降経営に携わった。


本展は、そのような再興日本美術院の立役者である齋藤にスポットを当てた全国初の展覧会。初公開を含む齋藤旧蔵品を中心に、齋藤と交流のあった大観や小川芋銭、そして再興日本美術院の歴史を彩った作品を紹介し、その歩みを振り返る

齋藤隆三博士肖像

齋藤隆三博士肖像

 

史郷守谷

史郷守谷

守谷志

守谷志

 

斎藤隆三(明治8年(1875)~昭和36年(1961))
歴史家・文学博士

 斉藤家は江戸時代から代々徳左衛門を称し関宿藩領のうち28カ村の大庄屋として久世大和守家中の苗字帯刀を許されていたと伝えられています。
12代徳左衛門為親の三男として生まれ、長兄に衆議院議員の斉藤斐がいます。
東京帝国大学在学中に、郷里守谷の歴史をまとめた「守谷志」を刊行、明治35年(1902)に大学卒業以後は、半世紀以上に亘り、美術史や国内の世相史を中心に執筆を行い、横山大観・菱田春草らと日本美術院を再興し発展、運営にも深く関わりました。
 前述の守谷志をはじめ郷土史執筆や、昭和3年(1928)ごろには「守谷歴史絵葉書」を作成し、昭和28年(1953)秋には西林寺境内に一茶の句碑「行く年や空の名残を守谷まで」を石田庄七・前田青邨らと建立し、守谷の文化財の保護育成に努めていました。